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Jリーグ 3か月前

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シリーズ:編集部フォーカス text by Nobuya Akazawa|J1全部見るマン photo by Getty Images

6位:横浜F・マリノス

 

横浜F・マリノス
【写真:Getty Images】


監督:ジョン・ハッチンソン
順位:6位
成績:勝ち点41/得失点+6

 ハリー・キューウェル前監督の下で苦しんだ横浜F・マリノスだが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)が絡んだ過密日程も大きく関係していただろう。明らかに疲れも見え、プレー精度と判断力が鈍っていた。ましてやフルスロットルで戦うチームだからこそ、その消耗は激しかっただろう。

 しかし[4-3-3]から[4-2-3-1]に変更してからは速さを選択するための前進が適っている。ブラジル人トリオが生き生きとプレーすることができゴール数も増加した。[4-3-3]を採用していたときは相手の「アンカー消し」に苦しんだマリノスだったが、中央の出口が増えたことで前進の安定感も増した。

 またそれによってサイドバック(SB)が内側を取るのか、外側を取るのか、スペースの共有が良くなった印象だ。それに付随してネガティブ・トランジションも機能するようになっている。そして何よりも大きいのが西村拓真の復帰で、ハイプレスの足並みもより明確になった。

 常に攻撃を仕掛け続けるためにコンディションの調整は必須だった。現在のマリノスを率いるジョン・ハッチンソン監督は選手の入れ替えを積極的に行う。出ずっぱりで疲労が溜まっていた選手たちの頭がクリアになって、身体も軽そうだ。マリノスの選手たちはコンディションが整えば、戦えるだけの強さや上手さがある。それは休養を取れた中断明けで証明済みだが、これから始まるACLをどのように乗り切っていくか。今季序盤の経験を今生かすときだ。

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