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【写真：Getty Images】

田中碧はリーズに移籍？

　ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するMF田中碧は、新天地では、通常のMF像と異なったプレーを期待されているようだ。チャンピオンシップ（イングランド2部）のリーズへの移籍が噂される中、地元メディア『LEEDS UNITED NEWS』が現地時間27日に伝えた。

　報道では、リーズが田中と24時間以内に接触し、265万ポンド（約5億円）の放出条項を発動させる用意があるとみられ、移籍の可能性が高まっている。地元メディアは、「この25歳の選手は、昨夏からリーズが獲得を熱望していた選手だが、主力MFグレン・カマラが去った今、新たな“8番”として、再び注視されている。田中は代表通算27試合に出場し、8ゴールを挙げている正真正銘の日本代表選手だ。これを考慮すれば、報じられている価格は、リーズにとって本当にお買い得だ」と、その実力を高く評価している。

　また、同メディアは、フォルトゥナが7月27日にプレシーズンマッチで対戦したプレミアリーグのイプスウィッチ指揮官、キーラン・マッケンナのコメントも紹介している。記者から、「相手チームから引き抜きたい選手は誰か」と問われると、「MFの田中だ。サッカーに真剣に取り組んでいる人なら、彼について少しは知っているだろう。彼は信じられないほどのテクニックを備えている」と絶賛した。

　続けて、「田中はボックス・トゥ・ボックスのプレーヤーで、神出鬼没にピッチに現れる。グラウンド上のリーダーとして存在感を発揮できる、イングランド代表MFジュード・ベリンガムのような選手だ」というブンデスリーガ公式サイトの記述を紹介。さらに、「田中は昨シーズン、フォルトゥナでも7得点を挙げている。彼が加入すれば、ダニエル・ファルケ監督のチームに欠けている中盤からのゴール数を増やすことができるだろう」と、自陣ペナルティーエリアから、敵陣深くまでをカバーできる田中の獲得に大きな期待が集まっていることを伝えた。