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【写真：Getty Images】
遠藤の移籍はなし？
リバプールに所属する31歳の日本代表MF遠藤航は、今夏の移籍市場で放出されるとの噂があった。しかし、リバプールを率いるアルネ・スロット監督は同選手を重要な選手の一人であると考えており、今回の移籍市場で売却することを否定した。地元メディア『Liver pool world』が現地時間27日に報じている。
昨年は先発の座を掴んだ遠藤だが、指揮官交代に伴うチームの戦術や求められることが変わったこともあり、今季開幕戦はベンチ入りするも出場せず。プレミアリーグ第2節のブレントフォード戦は1分だけのプレーにとどまっている。
遠藤について、スロット監督は「選手自身の問題だけではなく、彼が直面している競争の問題でもある。我々には優秀な選手が大勢いて、その中には優秀なMFも大勢いる。ワタルのトレーニングには本当に満足しているが、彼には良い競争相手がいて、今日は3人のミッドフィールダー全員が良いパフォーマンスを見せたと思う」と、他の選手との競争によりベンチスタートになっていることを説明。
もっとも、「常にワタルだけの問題ではなく、他の選手たちも重要なのだ。とはいえ、彼は今季、我々にとって重要な存在であることに変わりない。なぜなら、我々は彼ら全員を必要としているからだ。我々はここでのシーズンがどれだけ長く、どれだけの選手が必要なのかを皆知っている。そして彼は、これからのシーズンに我々が必要とする選手の一人だ」と、遠藤の控えとしての重要性を強調するコメントを残していた。
この発言を受けて同メディアは、「今年の夏、マルセイユがリバプールに31歳の選手を獲得するためにオファーしたという確かな報道があったが、合計2回の入札が拒否されたことから、クラブは断固とした態度を貫いているようだ」と、クラブ側も遠藤を放出する意図がないことを指摘。
さらに、「移籍期間終了間際に彼を売却することは、代わりの選手を探すという点ではクラブを危うく絶望的な状況に陥らせることになるが、移籍期間に関するスロットのコメントを考えると、そうはならないだろう」と述べた上で、「私は本当に良いチームを引き継いだ。若い選手もたくさんいるチームだ。特に若い選手は成長できると私たち全員が知っていると思う。私たちは彼らと全力を尽くし、彼らを信頼している」と、遠藤が放出されたとしても、若手選手を積極的に起用する可能性が高く大きな問題にならない可能性があると伝えていた。
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