MF:マフムド・ダフード(シリア代表)
生年月日:1996年1月1日
今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト
推定年俸:335万ユーロ(約5.3億円)
昨季の後半戦はシュトゥットガルト(ドイツ)に期限付き移籍していたシリア代表MFマフムド・ダフードが6位となった。
昨夏にアレクシス・マック・アリスター(リバプール)、モイセス・カイセド(チェルシー)を失ったブライトンは、彼らの穴埋めができる選手の獲得に着手。特に昨季はクラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)参戦が予定されていたこともあって、欧州の舞台で経験豊富なダフードに白羽の矢が立った。
フリーでの獲得となり、移籍金がかからなかったという点ではダフード獲得は素晴らしい補強だ。しかし、結論から言うと彼の補強は「失敗」で間違いないだろう。
同選手は随所で視野の広さを感じさせるプレーを見せていたが、ミスが散見され中盤でボールロストを連発。守備強度が十分でなかったうえに、前線の選手たちに良い形でボールを届けられず、攻撃のリズムを崩してしまっていた印象だ。
低調なプレーでロベルト・デ・ゼルビ監督の中での序列を下げると、昨冬の移籍市場でシュトゥットガルトへ期限付き移籍することになった。しかし、新天地でも定位置を確保することができず、今夏保有元のブライトンに復帰した。
新たに就任したファビアン・ヒュルツェラー監督下においても、ダフードに対する評価は変わっていないように見受けられる。プレシーズンから開幕後の現在まで一度もベンチ入りしていない。彼がチーム内で6番目に高給取りであることも踏まえると、クラブの放出候補リストにダフードの名前が載っていても不思議ではないだろう。