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「強い覚悟をもって…」浦和レッズ、堀之内聖SDが監督交代理由を説明。「総合的に評価した結果」新監督のもとで再建目指す

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

堀之内聖SDが監督交代理由を説明

 J1リーグの浦和レッズは27日、ペア=マティアス・ヘグモ監督との契約解除並びに、マチェイ・スコルジャ氏の新監督就任を発表した。それについてクラブの公式サイトで、堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)が「ファン・サポーターのみなさまへ」と題して監督交代の理由について説明している。

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 浦和は24日に行われた第28節の川崎フロンターレ戦は悪天候の影響により途中で中止となったが、17日の鹿島アントラーズ戦で0-0のドローとなっており、リーグ戦6試合勝利なし。現在勝ち点35で順位は13位と沈んでいる。

 そんな中、26日付でヘグモ監督との契約を解除。後任にはスコルジャ氏が決定しており、同氏が正式に就任するまでの間、池田伸康コーチが暫定的にチームを指揮することとなった。

 堀之内SDは公式サイトで「今回の決断につきましては、継続を旨としてチーム編成を行う上で、短期間での監督交代に強い葛藤があったことも事実ですが、監督を代えないことを目的化せず、これまでの公式戦全28試合の成績、試合やトレーニングを通じて可視化されるスタイルの浸透度、ピッチ外も含めた選手やコーチングスタッフに対するマネジメントスキル等を定量、定性の両面から総合的に評価した結果をもとに行いました」と経緯を説明した。。

 また、「総評としては、やはり始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません」とし、「その原因が全て監督にある、という短絡的な他責思考で判断を行うのではなく」とした上で、「シーズン途中での移籍による選手の入退団や傷病による選手のコンディション不良が及ぼすスカッドの変化、その他の変動要素も考慮した上で、取るべき手段とそのタイミング、直接間接を問わない二次的影響も視野に入れた検討の結果、成長の方向性を継続することと、成長のスピードを上げることの重要性を再確認し、そのための手段としてこのタイミングでの監督交代という決断を下しました」と詳しく話している。

 そして、最後に堀之内SDは以下のように話した。

「浦和レッズというクラブがフットボールと向き合う姿勢として、勝利を目指さない試合は1試合も存在しません。選手、スタッフ一同、今シーズン残された全ての公式戦での勝利とチームの成長を目指し、最後まで走り、闘い、貫く覚悟ですので、引き続きのご声援をどうぞ宜しくお願い申し上げます」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制したスコルジャ新監督のもと、チームの再建を目指す。

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【了】

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