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まさかの期待ハズレ…。五輪で輝けなかった歴代日本人選手(4)4失点関与で猛批判…。大崩壊したOA

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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オリンピック(五輪)は、選手たちにとって自身の力を試す最高の舞台だ。しかし、その分、強烈なプレッシャーの中で実力を発揮できずに涙を呑む選手も少なくない。今回は、4年に一度の大舞台で思うような結果を残せなかったサッカー日本代表選手たちを紹介する。(スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照)

DF:塩谷司

塩谷司
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年12月5日
出場大会:リオ(2016年)※オーバーエイジ
出場記録:3試合0ゴール0アシスト

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 DF塩谷司は、オーバーエイジとして出場したリオオリンピックで低調なプレーに終わった。

 リオ五輪のU-23日本代表を率いた手倉森誠監督は、オーバーエイジ枠に塩谷、DF藤春廣輝、そしてFW興梠慎三をチョイス。彼らには国際経験が少なかったリオ五輪世代に「経験」と「安定」をもたらすことが期待されていたが、塩谷はその役割を担うことが出来なかった。なぜなら、最終ラインからチームに安定感をもたらすどころか、混乱を生んでしまったからである。

 同選手は、ディフェンスリーダーとしてグループリーグ全3試合に先発出場。しかしながら、初戦のナイジェリア代表戦と第2戦のコロンビア戦で合わせて4失点に絡み、グループ突破を目指す日本の戦いを難しくさせてしまった。

 特に、4-5と壮絶な打ち合いになったナイジェリア代表戦は、塩谷が連発した軽率なミスが敗因の1つだと言える。試合開始からわずか11分で2-2というスリリングな展開の中で、前半終了間際に塩谷がボールをロストしたことを起点にしてナイジェリアが3点目を奪取。さらに同選手は後半立ち上がりにPKを献上し、これを沈められてスコアは2-4に。66分にはポジショニングミスからピンチを作ってしまい、GKを釣りだされた日本は5失点目を喫した。

 攻撃陣は怒涛の猛攻をしかけて最後まで奮闘していたが、最終ラインがあまりにも脆弱すぎた。決して塩谷だけが悪かったわけではないが、同選手はオーバーエイジとして期待されていたものをチームにもたらすことができなかったという点で大きな批判を浴びている。

 スタートダッシュに失敗した日本は2戦目のコロンビア代表戦(2-2)でも守備が崩壊し、勝ち点3を奪うことができず。最終的に、3試合1勝1分け1敗(7得点7失点)という結果でグループリーグ敗退となった。オーバーエイジの選手にもっと安定感があったら…、そう考えてしまう残念な幕切れだ。

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【了】

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