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若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したアーセナル所属経験のある選手たちを紹介する。
MF:エマニュエル・フリンポン(ガーナ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年1月10日
アーセナル通算成績:16試合0得点1アシスト
ジャック・ウィルシャーが生まれた9日後に誕生したエマニュエル・フリンポンは、9歳の時にアーセナルのアカデミーに加入。クラブの宝として育った神童らとともに切磋琢磨し、無尽蔵のスタミナを武器にハードワークする姿は元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンにも喩えられた。
U-18の選手が出場できるFAユースカップで優勝に貢献し、アーセン・ヴェンゲル監督からも高い評価を受けていたがトップチームでデビューが目前に迫ったトレーニング中に左膝の前十字靭帯を負傷する大怪我を負う。その1年後にプレミアリーグデビューを果たすも、目立ったのはプレー以外の話題ばかりで、中でも元フランス代表MFサミル・ナスリとの激しい口論は大きな物議を醸した。
ピッチ外の話題で評価を下げたフリンポンは、ローン移籍先のウォルバーハンプトンで再起を図ったが、あろうことか今度は右膝の前十字靭帯を断裂。両膝に負った爆弾は彼のキャリアに致命傷を与え、ロシアやスウェーデン、キプロスと国外でプレーした後に26歳の若さで現役を引退した。
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