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明治安田J1リーグ第28節、東京ヴェルディ対鹿島アントラーズが25日に味の素スタジアムで行われ、2-1でヴェルディが勝利した。前半は両チームゴールがなく試合を0-0で折り返したが、63分、75分と山見大登がゴールを決めた。貴重な先制点の起点となったのは、3バックの右で先発した綱島悠斗だった。(取材・文:加藤健一)
先制点をアシストした東京ヴェルディMF綱島悠斗
シーズン序盤はベンチスタートとなることが多かった綱島だが、5月12日の鹿島戦で今季初先発を飾ると、中盤と最終ラインの両方で先発が続いていた。3バックの右で起用されたこの試合では、鈴木優磨とのマッチアップに奮闘しながら、攻撃面でも持ち味を発揮している。
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相手のプレスをはがして自ら敵陣に持ちあがると、相手を引き寄せながら山見大登にパスを送る。自身はゴール前に走り込んだが、山見は鋭いシュートを突き刺し、63分にヴェルディはリードを奪った。
「キャリーする(運ぶ)ところというのは、自分の武器の1つ」と綱島本人が言うように、綱島の良さが得点という形で実を結んだ。ヴェルディは3バックを採用しているが、「後ろに重たくなることはしたくない」と城福浩監督はそのコンセプトを明かす。そういう意味で3バックの一角に綱島が入ることは、ヴェルディの志向する形にフィットするのだろう。
城福監督は綱島の特徴を次のように評価している。
「彼(綱島)は持ち上がることもできるし、ミドルも打てる、前線にロングフィードもできるという意味で、守備が安定してくれば高いレベルで競争になると思う」
堂々たるプレーぶりで勝利に貢献した綱島だが、「もともと自信をあまり持てない選手だった」と言う。そんな綱島を変えるきっかけとなったのが、ヴェルディで過ごす日々にあった。