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Jリーグの夏の移籍市場が閉鎖となった。この時期は、欧州各国リーグの新シーズン開幕前で、Jリーグからヨーロッパに渡った選手が多くいる。今回は、Jリーグのクラブから欧州クラブへ移籍した日本人選手の中で、データサイト『transfermarkt』に基づく市場価値トップ10を紹介する。※データは8月23日時点。金額が並んだ場合はサイトに準拠。
10位:横山歩夢
生年月日:2003年3月4日(21歳)
最新市場価値:60万ユーロ(約9600万円)
移籍元クラブ:サガン鳥栖
移籍先クラブ:バーミンガム・シティ(イングランド)
2024リーグ戦成績:24試合5得点3アシスト
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横山歩夢は60万ユーロ(約9600万円)の市場価値がついている21歳のFWで、この夏に三好康児も所属しているイングランド3部リーグのバーミンガム・シティに加入した。
横山は高校卒業後、2021年に松本山雅FCでプロキャリアをスタートさせた。プロ1年目はJ2リーグで16試合に出場して無得点に終わったが、2年目はJ3で29試合に出場して11得点を挙げ、大きく飛躍した。この活躍で注目を集め、2023シーズンにJ1のサガン鳥栖へ移籍した。
2023シーズン前半戦はケガもあって出番が限られたものの、終盤戦に存在感を示すと、2024シーズンはさらに進化。開幕当初はベンチスタートが多かったが、爆発的なスピードを活かして存在感を示し、レギュラーに定着した5月からゴールを量産して、5得点を記録している。
鳥栖にとって有望な若手が育つことは喜ばしいことだったが、横山のステップアップは周囲の予想を超えており、8月10日にバーミンガムへの加入が発表された。
横山は、すでにイングランド3部リーグでデビューを果たしている。今月17日のウィコム戦に途中から出場すると、68分に左サイドでパスを受けて、得意のドリブル突破で縦に抜け出し、左足のクロスでアシストを記録した。クリス・デイビス監督は試合後、「ヨコは1対1で非常に危険だった」と評価しており、今後の起用にも期待がかかる。