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Jリーグ 3か月前

予期せぬ中止。浦和レッズ対川崎フロンターレの今後はどうなる? 「けっこうギリギリ…」懸念される超ハード日程【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第28節、浦和レッズ対川崎フロンターレが24日に行われた。試合は浦和の1点リードでハーフタイムを迎えたが、後半開始を前に悪天候の影響で中止となることが発表された。今後、「再開試合」として扱われることになるが、延期試合も控えている浦和、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)などを控えている川崎ともに過密日程の懸念がある。(取材・文:藤江直人)

予期せぬ「中止」のアナウンス

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【写真:Getty Images】

 雨に打たれ続けていた浦和レッズのホーム、埼玉スタジアムを突如としてため息が支配した。後半のキックオフを待っていた状況で、南北のゴール裏スタンド上部に設置されている大型映像装置に予想すらしていなかった文字が映し出され、さらに同じ内容の場内アナウンスも流れたからだ。

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<本日の試合は、中止となりました>

 埼玉スタジアム周辺では16時頃から雷雨が発生し、一時は来場者へ避難指示が出された。16時の開場時間を遅らせて状況の推移を見守っていたなかで、天候回復を受けて16時30分に避難指示が解除。開場が17時30分に改められ、川崎フロンターレとのJ1リーグ第28節は予定通り19時3分にキックオフされた。

 しかし、開始直後から天候が再び急変。遠方で雷鳴がとどろき、雨脚もどんどん強くなっていったなかで、23分にMF渡邊凌磨のゴールで浦和が先制に成功する。右サイドから流れてきたボールを拾ったパリ五輪代表のDF大畑歩夢が、ニアへ放ったグラウンダーのクロスをワンタッチで流し込んだ。

 その後は、ところどころに水が溜まったピッチが、試合の流れに大きな影響を与えはじめた。

 たとえば40分。川崎のDFファンウェルメスケルケン際が放った低弾道のクロスに浦和のフィールドプレーヤーが対応できず、キャプテンのGK西川周作の反応もやや遅れる。しかし、左ポスト付近へ迫ると思われたボールは、直後に水溜まりで失速。西川がとっさに飛びつき、ボールを抱え込んでピンチを防いだ。

 44分には浦和のDFマリウス・ホイブラーテンが放った縦パスが、センターサークル内で突然失速した。アディショナルタイムの46分には川崎のDF三浦颯太が自陣からドリブルで果敢に前へ運ぶも、敵陣に入ったところでボールだけが急停止。勢いあまった三浦が大きく体勢を崩し、転倒する場面もあった。

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