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Jリーグ 3か月前

「僕らはもう一皮むけないと…」徳島ヴォルティス、永木亮太はもがきながらJ1を目指す。追い風となる戦友との再会【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田J2リーグ第28節で横浜FCと対戦した徳島ヴォルティスは、序盤のミスが響き0-2で敗れている。J1昇格に向け、ここ最近は足踏み状態となっているが、永木亮太は「チャンスがある限り前を向く」と強調。今季徳島で再会した同期の岩尾憲とともに、どうチームをJ1へと導くのか。(取材・文:元川悦子)

著者プロフィール:元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

最下位から復活。しかし昇格に向けては…

徳島ヴォルティスのMF永木亮太
【写真:Getty Images】

 今季開幕からまさかのJ2最下位に低迷し、3月末に吉田達磨監督(現Kリーグ・太田コーチ)が解任された徳島ヴォルティス。同じタイミングで長年チームを支えてきた岡田明彦強化本部長も辞任し、島川俊郎(栃木SC)と西谷和希(ツエーゲン金沢)も退団するという予期せぬ大混乱に陥った。

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 その後、後を引き継いだ増田功作新監督を中心にチームを立て直し、徐々に勝ち点を積み上げることに成功。開幕10試合終了時点では1勝2分7敗という戦績だったが、J2中断前ラストの7月14日のベガルタ仙台戦に勝利した時点では10位に浮上。8月3日の再開初戦・愛媛FC戦にも勝利して、今季初の1ケタ順位まで引き上げることに成功した。

 J1昇格プレーオフ圏内を射程距離に捉えたと思われた徳島。だが、そこからモンテディオ山形に0−1で敗れ、ファジアーノ岡山に1−1のドロー。足踏み状態を強いられた。

 だからこそ、8月24日の第28節・横浜FC戦は是が非でも勝ち点3を手にしなければいけない。増田監督の古巣でもある2位の相手に勝てれば、チームの士気も大いに上がるはず。

 36歳のキャプテン・永木亮太も「今、本当に最下位のところからここまで来て、プレーオフを目指そうというところまで来ているんで、この試合は本当に勝たなきゃいけない試合」と強調。中心に入念な対策を講じて、重要ゲームに向かった。

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