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Jリーグ 4週間前

このままではマズイ…。Jリーグで伸び悩む日本の超逸材6人。いまだ出場ゼロの若き才能は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鈴木冬一(すずき・といち)

鈴木冬一
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年5月30日
所属クラブ:京都サンガF.C.
今季リーグ戦成績:15試合0ゴール0アシスト

 将来を期待された逸材はスイスで磨かれた能力を発揮できず、伸び悩んでいるように見えてしまう。


 京都サンガF.CでプレーするMF鈴木冬一は、セレッソ大阪の下部組織在籍時から各世代別代表に招集されるほどの実力者だ。高校2年次にはC大阪のトップチームに2種登録され、U-23チームの一員としてJリーグ初出場を果たしている。

 そんな鈴木は高校卒業後に湘南ベルマーレで2年間プレーしたのち、2021年冬にローザンヌ(スイス)へステップアップ。左右両足を遜色なく使うことができ、さらに高いゲームメイク能力を兼ね備える同選手は、右ウイングバック、ボランチ、そして攻撃的MFなど様々なポジションで起用された。22/23シーズンはリーグ戦30試合に出場し、4ゴール3アシストを記録。決して華麗なプレーを連発するタイプの選手ではないが、その堅実なプレーはしっかりと評価されていたと言えるだろう。

 スイスで一定の活躍を残した万能型MFは、今冬に湘南時代の恩師である曺貴裁氏が監督を務める京都サンガF.C.へ移籍することを決断した。

 久しぶりのJリーグ復帰となった鈴木は今季開幕から2試合連続で先発に名を連ねた。しかし、その後は途中出場やベンチ外の試合が続いている。京都はここまでリーグ戦27試合を消化したが、先発出場はわずか4試合。加入当初はレギュラーとして期待されていたものの、信頼を掴みきれていないのが現状だ。

 不調にあえいでいたチームは後半戦で調子を上げており、現在は降格圏を脱している。熾烈な残留争いの中で、鈴木は自身の存在感を発揮することができるだろうか。

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