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今季の明治安田Jリーグも後半戦を迎え、熾烈な優勝争い、そして残留争いが展開されている。ベテランから若手までさまざまな選手が印象的な活躍を残している一方、大きな期待を受けていたものの目立った活躍を残せずにいる選手も存在する。今回は、その才能に疑いはないが伸び悩んでいるように見える若き逸材を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』参照。情報は8月23日時点。
MF:北野颯太(きたの・そうた)
所属クラブ:セレッソ大阪
生年月日:2004年8月13日
今季リーグ戦成績:7試合2ゴール0アシスト
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大きな可能性を秘めた20歳は出場機会に恵まれていない。
セレッソ大阪でプレーするMF北野颯太は、弱冠16歳のときにJ3デビューを果たし、クラブ史上最年少公式戦デビュー記録を塗り替えた。同選手は瞬発力の高さを活かしたプレーが魅力的で、その脚力を駆使してゴールに迫る姿にはかなりの見応えがある。
そんな北野は2022年2月にプロ契約を結び、ルーキーイヤーでは公式戦29試合に出場。途中出場がほとんどであり、負傷の影響を受けてベンチ外の試合も少なくなくなかったが、プロ1年目からしっかりと場数を踏むことができたことには大きな意味がある。この年はYBCルヴァンカップで3ゴールをあげる活躍を残し、ニューヒーロー賞を受賞した。
しかしながら、プロ2年目の昨季、そしてプロ3年目の今季は、十分な出場機会を得ることができていない。
昨季は10月に右膝半月板損傷により戦線離脱を余儀なくされたことも影響して、リーグ戦の先発出場はわずか2試合。リーグ戦初ゴールが生まれたことは喜ばしいが、合計出場時間はわずか279分だった。そして今季は、第27節終了時点でスターティングメンバーに名を連ねたのは1試合しかなく、最近では後半終盤の起用が続いている。
まとまったプレータイムを掴むことができず、本人にとってもどかしい状況が続いていると言えるのではないか。このような現状も影響して、7月にはアルメレ・シティ(オランダ)のトレーニングに参加した。出場機会に苦しみ、伸び悩んでいるように見える20歳はオランダで何かを掴むことができただろうか。