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驚異の大出世! 日本を離れてブレイクした元外国人Jリーガー6人。日本から世界へ…。飛躍を遂げた選手たち

シリーズ:編集部 text by 編集部 photo by Getty Images

パク・チソン(元韓国代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1981年2月25日
J時代所属クラブ::京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)
主な海外所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド、PSV、QPR
Jリーグ通算成績:76試合12ゴール0アシスト

 大学時代に頭角を現し、韓国代表に選ばれていたパク・チソンはKリーグを経由せず2001年に京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)へと加入することとなった。Jリーグ1年目はリーグ戦13試合の出場に留まったものの、J2に降格した2002年シーズンはボランチのポジションを中心に同38試合に出場。翌シーズンはボランチに加えウイングのポジションもこなすようになり、京都の天皇杯優勝にも貢献した。

 Jリーグで一定の結果を残したパク・チソンは、2003年にPSVアイントホーフェンへと移籍する。加入当初はなかなか状態が上がらなかった時期もあったが、03/04シーズンから右ウイングでの起用が増え、リーグ戦28試合に出場。04/05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では堂々たるプレーでクラブのベスト4に大きく貢献した。

 その活躍が認められ、同選手は当時プレミア最強を誇っていたマンチェスター・ユナイテッドへと加入することとなる。初年度からリーグ戦33試合に出場しファンの心をつかむと、07/08シーズンにはアジア人初のCL優勝を経験した。どのポジションでもこなすユーティリティ性と、「酸素タンク」と形容される試合を通してピッチを走り回れる無尽蔵のスタミナは唯一無二であり、11/12シーズンを最後にユナイテッドを離れるまで通算204試合に出場した。

 ユナイテッド退団後はQPRで1シーズンプレー。2013年に古巣のPSVに復帰すると翌年5月に現役を引退した。その後ソン・フンミンなど多くのアジア人選手が欧州で活躍しているが、アジア人史上最高の選手としてパク・チソンを挙げる人は少なくないだろう。

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