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コモが新たに3人の補強を実現か？

　今夏の移籍市場で積極的な動きを見せているコモ1907は、新たに3人の選手の獲得に近づいているようだ。イタリアメディア『 La Gazzetta dello Sport』が、現地時間21日に報じている。コモは、昨シーズンのセリエBを2位で終え、今シーズンは21年振りにセリエAに参戦している。

　元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが監督を務めているコモは、今夏の移籍市場ですでにDFラファエル・バランやDFアルベルト・モレノ、GKホセ・マヌエル・レイナなど、実績のある選手らをフリーで獲得している。さらに、コモはバルセロナを契約満了に伴い退団したMFセルジ・ロベルトとの契約も間近に迫っている模様。それだけでなく、レアル・マドリードのMFニコ・パス、マンチェスター・シティが保有するMFマクシモ・ペローネの獲得も秒読み段階のようだ。

　同メディアは「ファブレガスの下に加わるのは、バルセロナでプレーしていたS・ロベルトだ」と伝え、「2年間の契約を結ぶ見込みだ」と契約内容にまで言及している。さらに「ニコ・パスは昨シーズン、レアル・マドリードのファーストチームとリザーブチームを行き来しており、650万ユーロ（約10億円）で完全移籍を果たすはずだ。将来、コモから移籍する場合はレアル・マドリードに50パーセントの利益が還元される契約で、買い戻しの権利も含まれている」と報じた。

　一方で、21歳のペローネについては「アルゼンチンの逸材は、昨シーズンはUDラス・パルマスにレンタルされていた。コモにもレンタルで加入し、買い取りオプションとコモに完全移籍した場合の、買い戻しオプションも付随している」と『La Gazzetta dello Sport』は明かしている。セリエAの開幕節でユベントスに0-3の完敗を喫したコモだが、経験豊富なベテラン選手と将来有望な若手選手の2人を新たに加えて、残留ではなく、上位進出を目論んでいるようだ。