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古橋亨梧、ビッグクラブにステップアップ?
スコットランド1部のセルティックに所属する29歳の日本代表FW古橋亨梧が突如、マンチェスター・シティの補強候補に浮上した。ビッグクラブへの移籍が理にかなっている理由について、英メディア『ブレイキング・ザ・ラインズ』が様々なデータを元に分析している。
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古橋は2021年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、加入初年度から主力に定着。シーズン終盤にハムストリング負傷で長期離脱した時期はあったが、復帰後は目覚ましい成長を遂げる。翌シーズンは公式戦50試合で34得点5アシストを記録し、昨季も活躍して多くのタイトルをチームにもたらした。
そんな中、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンCが古橋に興味を示している。一見すると、突拍子のない話に聞こえるかもしれないが、同メディアはマンCが同選手に興味を示すほどの理由があると強調した。まず、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグでセルティックが最下位に終わったにもかかわらず、古橋が6試合で2得点(ラツィオ戦とアトレティコ・マドリード戦)決めたことに注目。同メディアは「CLでの古橋の数字は、スコットランドプレミアシップでの統計とは異なっていた。彼の90分あたりの期待ゴール数(xG)は0.30で、90分あたりの平均シュート数は1.99、そのうち1.00がゴール内だった。これらの数字は国内リーグの数字ほど印象的ではないが、セルティックがグループ最下位に終わったことを考えると、納得できる数字だ。これはスコットランドプレミアシップで経験したことと比較して、守備のプレッシャーが増し、攻撃のサポートが少なくなることを意味しており、これがCLでのパフォーマンスに影響したと思われる。しかし、CLでの彼の守備の成果も90分あたり0.80ブロック、90分あたり0.60リカバリーと、立派なものだった。セルティックが苦戦し、守備に多くの時間を費やしたにもかかわらず、これらの分野での古橋の貢献は、彼の献身を示している」と評価した。
また、同メディアは「この日本人FWの空中能力は過小評価されがちだ。身長がわずか170cmであるにもかかわらず、並外れた動きとタイミングのおかげで、ヘディングで何度もゴールを決めている。スコットランドのディフェンダーの身長と体格を考えると、これはかなりの偉業だ」と称賛。続けて「なぜマンCが古橋に興味を持っているのか、首をかしげる人もいるかもしれないが、それには説得力のある理由がある。世界のサッカー界で、これほどの経歴を持つバックアップ・ストライカーはほとんどいない。古橋の謙虚さは大きな強みだ。アーリング・ハーランドをサポートする意欲と、実績と適応力を兼ね備えた古橋は、貴重な補強選手になる。ハイプレス、ポゼッション重視のシステムに溶け込み、求められれば効果的に貢献できる能力は、マンCが古橋を有力な選択肢とみなす理由を浮き彫りにしている」と説明した。
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