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「出場機会を求めて…」レアル・マドリードが生え抜きのMFニコ・パスを売却へ! セスク・ファブレガスが直接交渉?

text by 編集部 photo by Getty Images

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ニコ・パス
【写真:Getty Images】

レアル・マドリードのMFニコ・パスが退団へ?

 レアル・マドリードの下部組織に所属するU-20アルゼンチンMFニコ・パスが、セリエAのコモ1907への加入が近づいているようだ。スペインメディア『todofichajes.com』が、現地時間21日に報じている。ニコ・パスは、2027年6月30日まで契約を残しているものの、今夏での退団の可能性が浮上していた。

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 19歳のニコ・パスは、2016年にレアル・マドリードの下部組織に加入。その後、順調に階段を駆け上がり、2023年11月8日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のブラガ戦でトップチームデビューを飾った。大柄な左利きMFは、今夏のプレシーズンマッチでもバルセロナ相手にゴールを決めるなど、ポテンシャルの高さを証明していたが、出場機会を求めて移籍する見込みがこれまでに伝えられていた。

 同メディアは「マドリーは、ニコ・パスをコモに売却することをすでに決定したようだ。カナリア諸島出身のMFの移籍は、彼自身がより多くの出場機会を求めていたため、数週間前からクラブ内で検討されていた」と報じた。さらに、「公式発表はまだ行われていないが、移籍金は、最大600万ユーロ(約10億円)に達し、ニコ・パスの50パーセントの保有権が譲渡されることになるという。ただし、レアルは今後2年間の買い戻しオプションを保持することになるようだ」と伝え、契約内容にも言及している。

 報道によれば、ジローナやデポルティーボ・アラベスも将来有望なMFに関心を示していたものの、ニコ・パス自身がスペインを離れることを決断したため、ラ・リーガの2クラブからのオファーは断ったという。また、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せているコモは、セスク・ファブレガス監督が交渉に直接関わった模様で、バルセロナを今夏に退団したセルジ・ロベルトの獲得も目指しているようだ。マドリーが大事に育ててきたMFは、セリエAへの移籍が目前に迫っている。

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【了】

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