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冨安健洋の順位は? アーセナルの最新年俸ランキング1〜20位。高額な給料を受け取っているのは?

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11〜15位

アーロン・ラムズデール
【写真:Getty Images】

11位:アーロン・ラムズデール(イングランド代表)
生年月日:1998年5月14日
推定年俸:728万ユーロ(約11.6億円)
昨季リーグ戦成績:6試合5失点

12位:リッカルド・カラフィオーリ(イタリア代表)
生年月日:2002年5月19日
推定年俸:728万ユーロ(約11.6億円)
昨季リーグ戦成績:30試合2ゴール5アシスト ※ボローニャ(イタリア)

13位:キーラン・ティアニー(スコットランド代表)
生年月日:1997年6月5日
推定年俸:667万ユーロ(約10.6億円)
昨季リーグ戦成績:20試合0ゴール2アシスト ※レアル・ソシエダ(スペイン)

14位:ジョルジーニョ(イタリア代表)
生年月日:1991年12月20日
推定年俸:667万ユーロ(約10.6億円)
昨季リーグ戦成績:24試合0ゴール2アシスト

15位:冨安健洋(日本代表)
生年月日:1998年11月5日
推定年俸:606万ユーロ(約9.6億円)
昨季リーグ戦成績:22試合2ゴール1アシスト

 GKアーロン・ラムズデールは残念ながらランキングトップ10入りとはならなかった。その推定年俸は728万ユーロ(約11.6億円)であり、10位のベン・ホワイト(910万ユーロ/約14.5億円)とは大きく離れている。ラムズデールにとって昨季は、ブレントフォードより期限付き移籍で加入したダビド・ラヤに正ゴールキーパーの座を奪われるという苦しいシーズンに。指揮官は足元の技術に優れたラヤこそが理想のサッカーを実現するためのピースだと考えており、力強いセービングを武器とするこのイングランド代表GKは今季も控えになることが濃厚だ。

 新戦力であるDFリッカルド・カラフィオーリは12位にランクインした。ランキング上位20選手の中でFWブカヨ・サカと並んで最年少の選手であり、この高額な年俸からも彼に対する期待の大きさが窺える。大方の予想では左サイドバック(SB)での出場が濃厚で、このポジションは頭数は揃っているがオレクサンドル・ジンチェンコ、冨安健洋、ヤクブ・キヴィオルは三者三様で問題を抱えているため、カラフィオーリの加入は明確な選手層の増強に繋がる。

 13位にはDFキーラン・ティアニーがランクインした。昨季は期限付き移籍によってスペインでプレーしていたティアニーは、左SBを主戦場としている。純粋なSBとしての能力は高いが「偽サイドバック」など複雑なタスクを任せることには不安があり、その点がミケル・アルテタ監督がティアニーを実質的な「構想外」としている理由である。今季もアーセナルでは十分な出場機会を得られないことが予想されるため、期限付き移籍や完全移籍が濃厚か。

 続いて、14位はMFジョルジーニョだ。獲得に失敗したモイセス・カイセド(チェルシー)の代役として2023年冬にアーセナルに加入した。機動力、純粋なフィジカルという点においては中盤のライバルたちに劣るかもしれないが、経験豊富なジョルジーニョがピッチ内外でチームにもたらすものは計り知れない。模範的なベテランは今季も献身的にチームをサポートしてくれるはずだ。

 15位には、日本代表DF冨安健洋がランクインした。今年3月にクラブと2026年までの新契約を締結し、その年俸は606万ユーロ(約9.6億円)となっている。アーセナルでは堅実な守備対応と、最終ラインのすべてのポジションに加えて中盤でも起用可能なポリバレント性が評価され、対戦相手やチーム状況に合わせて様々な役割を任されている。ミケル・アルテタ監督の采配の選択肢を広げる重要な存在だと言っても過言ではない。

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