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結局ステップアップなし!? 移籍噂も動きがない欧州日本人選手5人。移籍市場閉幕までに決まるのか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 先週末、欧州リーグの2024/25シーズンが続々と幕を開けた。今夏の移籍市場で新天地へと移籍した選手たちがいる一方で、ステップアップの可能性が盛んに伝えられながら、いまだ移籍が決まっていない選手たちも存在する。今回は、移籍を噂されながら動きがない欧州日本人選手5人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

DF:町田浩樹(まちだ・こうき)

ユニオン・サン=ジロワーズの町田浩樹

【写真:Getty Images】

 生年月日:1997年8月25日
所属クラブ:ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)
24/25リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト

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 今夏のステップアップが確実視されていた町田浩樹だが、現時点で新たなクラブと契約したという吉報は届いていない。

 2022年冬に鹿島アントラーズからユニオン・サンジロワーズに期限付き移籍した町田は、およそ2年半で自身の評価を着実に高めてきた。190cmと大柄な体躯を生かした空中戦の強さ、相手アタッカーとの走り合いに負けないスピードが売りで、正確なフィードで攻撃の起点となることもできる。現代サッカーで貴重と言われる左利きセンターバック(CB)という点も町田の大きな魅力だ。

 移籍の噂は絶えない。今月14日にイタリアメディア『QUOTIDIANO SPORTIVO』が報じたところによると、2023/24シーズンにセリエAで5位に躍進したボローニャが町田の獲得に関心を示している模様だ。かつて冨安健洋が在籍したイタリアの古豪は、2024/25シーズンにクラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)へと参戦する。ユニオン・サンジロワーズがCL予選で敗退しているため、ボローニャ入りは町田にとって欧州最高峰の舞台で戦う機会を得ることにつながる。

 ドイツからも町田に関心の目が向けられている。長谷部誠や鎌田大地といった日本人選手と所縁のあるフランクフルトが、獲得レースに参戦する可能性が出てきた。ドイツ紙『Frankfurter Rundschau』は17日に「クラブは800万ユーロ(約12.8億円)の移籍金を支払う可能性がある」と伝えている。しかし、フランクフルトは18日にベルギー代表DFアルトゥール・テアテの獲得を発表。町田と同じ左利きCBであり、求めていた人材は確保したとの見方もできる。

 果たして、町田の“駆け込み移籍”は実現するのだろうか。

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