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セリエA 3か月前

「心を動かされた」驚きでしかないコモのビッグプロジェクト。「ディズニーのような組織に…」セスクと歩む覚悟の1年【コラム】

シリーズ:コラム text by 佐藤徳和 photo by Getty Images

「心を動かされた」セリエA仕様となったコモ

 今夏、コモはセリエA通算112得点のボンバー、アンドレア・ベロッティ、センターバックのアルベルト・ドッセーナ、元スペイン代表サイドバックのアルベルト・モレノ・ペレスといったレギュラー候補を手に入れ、セリエA仕様にチームを整えた。この移籍市場においても、コモは世間を驚愕させる。フランス代表として93試合の実績を誇るラファエル・バランを獲得し、欧州全土にコモの名を轟かせた。

 マンチェスター・ユナイテッドを契約満了で退団したとはいえ、まだ31歳と決して技術が錆びついたわけではない。「世界的レベルのプロジェクトに心を打たれ、そして、ファブレガス監督によって心を動かされた。とりわけ、交渉で問題になったことはなく、サッカーについて話し合い、監督のサッカー哲学に感銘を受けた。監督とは共通の考えを抱いている」と世界最高峰のDFもクラブの推し進めるプロジェクトに魅了され、入団の運びとなった。

 コモのプロジェクトに賛同するのは、選手だけではない。ユニフォームは今季から世界有数のスポーツブランドのアディダスが、複数年契約でオフィシャルサプライヤーとなり、フードデリバリーで瞬く間に世界的企業となったウーバーがイタリアサッカー界で初のオフィシャルスポンサーとなった。クラブ公式代表のインドネシア人、ミルワン・スワルソは、こう語る。

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