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【写真:Getty Images】
アルネ・スロット監督がイプスウィッチ戦で求めたものとは?
プレミアリーグ第1節が現地時間17日に行われ、リバプールはイプスウィッチ・タウンと対戦した。この試合にリバプールは2-0で勝利し、リーグ初戦で勝ち点「3」を獲得している。チームを率いるアルネ・スロット監督がこの日のゲームを総括し、英紙『インディペンデント』が19日にそれを報じた。
前半を0-0で折り返したリバプールは、ハーフタイムを経た60分と65分に立て続けにゴールを奪う。前半は相手との1対1に苦労したが、ディオゴ・ジョタとモハメド・サラーの得点により、チームは最終的に白星を挙げた。
この試合で守備的MFの位置に入ったライアン・グラフェンベルフは攻守において重要な役割を担い、データサイト『FotMob』によると同選手は守備アクションでチーム内2位、正確なパス本数でも2位の値を記録した。
スロット監督は、ハーフタイム中に選手にかけた言葉として次のように語っている。「問題はボールをポゼッション中に失ったことではなく、デュエルで負けすぎたことだ。相手はアグレッシブで、良い攻撃を仕掛けてきた。私の意見では、我々はそれに十分対処できていなかった。ゲームに勝ちたいなら、(アタッキングサードで)プレーするたびにボールを自陣に戻すのではなく、一歩踏み出して戦う必要があると私は選手たちに言ったんだ」
この狙いを具体化した選手こそ、『インディペンデント』はグラフェンベルフだと考えている。同紙は「パワフルな中央突破、ファイナル・サードへのボール供給、イプスウィッチの散発的なカウンター・アタックに対するリカバリーの数々。それらへのチャレンジが何度も見られ、背番号38の活躍はチームにバランスをもたらした」と評価している。
また、守備的MFの位置から前方への意識を高く保つグラフェンベルフに対し、同紙は「(その存在が)全員に攻撃的なメンタリティをもたらすことを意味する」と見解を示した。
このポジションを争うと見られる日本代表MF遠藤航は、昨季のリーグ戦において多くのスタッツでグラフェンベルフを上回っている。しかし『FotMob』のデータでは、「90分あたりのデュエル勝率」で同選手にやや劣る。まだ今季は始まったばかりだが、新指揮官が6番のポジションに何を期待しているのか、また少し見えてきたのではないだろうか。
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