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【写真:Getty Images】
チェルシーの続く混乱…
新オーナーのトッド・ベーリー氏がオーナーになってから、若手選手に莫大な金額を費やしているチェルシー。同クラブの移籍戦略に関して元チェルシーで、現役時代はフランス代表で98年のW杯優勝に貢献したレジェンドのエマニュエル・プティ氏が苦言を呈していた。英メディア『CAUGHTOFFSIDE』が現地時間18日に報じている。
チェルシーは財政問題を指摘されているにもかかわらず、今夏にレスター・シティからMFキアナン・デューズバリー=ホールを3000万ポンド(約57億円)、ビジャレアルから22歳GKヨルゲンセンを約2070万ポンド(約39億円)、さらにウルヴァーハンプトンからポルトガル代表FWペドロ・ネトを約5100万ポンド(約96億円)で獲得している。
英メディア『Telegraph』は、新オーナーになってからの22年以来、選手獲得に約1920億円を費やしていると報じていた。もっとも今夏の補強はまだ終わらないようであり、ナポリ所属のヴィクター・オシムヘンやアトレティコ・マドリード所属のジョアン・フェリックスの獲得にも関心を示していると噂されている。
この移籍市場における動きに関して、プティ氏は、「若い選手に大金を使うのは理解できるが、40人、45人の選手を抱えるとなると理解できない。もし私がクラブの監督だったら、一体なんなのだと思うだろう。こんなに多くの選手を獲得しているのに」と、移籍市場におけるクラブの動きを疑問視していた。
さらに、「財政上の規則によりギャラガーを売却しなければならないことに非常に腹を立てている」と述べた上で、「正直に言うと、時々理解できない。今のところ、彼らは経験不足だ。特に、チームの重要なポジションにおいてはなおさらだろう。経験豊富な選手が不足している。若い選手をたくさん獲得し、選手もたくさんいる。アメリカのスポーツでやっていることをやろうとしているのではないかという印象を時々受ける。これはアメリカのスポーツではなく、ヨーロッパのサッカーなんだ」と、オーナーやクラブ上層部の考え方に疑問を呈していた。
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