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明治安田J1リーグ第28節、鹿島アントラーズ対浦和レッズが17日に行われ、スコアレスドローに終わった。この日、出場停止となったGK西川周作に代わりキャプテンマークを巻いた関根貴大は、決定機を逃すなど悔しい結果に。試合後には自身のプレースタイルについての悩みも明かした。(取材・文:元川悦子)
著者プロフィール:元川悦子
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。
浦和レッズはまだ再開後勝利なし
【写真:Getty Images】
パリ五輪期間のJ1中断後、未勝利のチームはいくつかあるが、その1つが浦和レッズだ。
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彼らは再開初戦となるはずだった8月7日の柏レイソル戦が雷雨のため中止。いきなりのアクシデントに見舞われた。直後に7月に新キャプテンに就任したばかりの伊藤敦樹がベルギー1部・ヘントに移籍するため離脱。チーム全体に激震が走った。
気持ちを入れ直して挑んだ11日のサガン鳥栖戦は松尾佑介が先制点を奪ったものの、新キャプテン・西川周作が退場。10人で戦うことになった挙句、PKで失点し、1−1のドローという手痛い結果を強いられた。
1試合少ないとはいえ、これで4戦未勝利で順位も暫定11位に後退。これ以上の足踏み状態は許されない。ある意味、崖っぷちに立たされる中、17日の鹿島アントラーズとの伝統の一戦に挑むことになった。
台風一過のお盆期間ラストということもあり、敵地・カシマスタジアムに3万3295人という大観衆が集まったこの試合。浦和サポーターも7000人以上が駆け付けた。
「今日は本当に信じられないくらいの雰囲気を作ってくれている。そのサポーターのために死ぬ気で戦おう」
渡邊凌磨、サミュエル・グスタフソン、マリウス(・ホイブラーテン)とともに「キャプテングループ」の1人に任命され、大一番でマークを巻くことになった関根貴大はそう全員を鼓舞し、ゲームに入ったという。