海外日本人選手 最新ニュース
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
1位:中島翔哉(なかじま・しょうや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年8月23日
移籍先:ポルティモネンセ(ポルトガル)→アル・ドゥハイル(カタール)
移籍日:2019年2月3日
移籍金:3500万ユーロ(約56億円)
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日本人選手の歴代最高額の移籍金は、元サッカー日本代表の中島翔哉だ。2019年冬に当時24歳の中島は、3500万ユーロ(約56億円)の移籍金でポルトガルのポルティモネンセからカタールのアル・ドゥハイルに加入した。
中島は2017年夏にFC東京からポルティモネンセへ移籍すると、すぐに実力を発揮した。1年目からリーグ戦29試合に出場して10得点11アシストを記録し、世界的に注目を集めると、2018/19シーズン前半戦はリーグ戦13試合で5得点6アシストと継続して活躍してさらに評価を高めた。FC東京からポルティモネンセへ移籍した時点の市場価値は80万ユーロ(約1.3億円)とされていたが、一気にブレイクして3500万ユーロでカタールへ渡っている。
アル・ドゥハイルでは、加入後すぐにレギュラーポジションを手にして攻撃の中心となっていたものの、リーグ戦7試合に出場して1得点のみに終わり、同年夏にポルトへの移籍が決まって、半年でヨーロッパに復帰となった。そのときの移籍金は1200万ユーロ(約19.2億円)で、このランキングで10位に入る高額取引だったものの、急激な下落となったのは事実だ。
選手としての価値が急激に高まっている最中に中島がカタール行きを決断したことには多くの憶測が飛び交った。当時、中島は自身のブログで実際にカタールを2度訪れた上で自分で決断したことを強調し、「もしかしたら甘いと言われるかもしれないですが、僕はこれから先ずっとあくまでもサッカーは楽しいスポーツとしてやっていきたいと思っています。自分の意思で決めたことに対して後悔はしません」とつづっていた。
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【了】