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日本と韓国はどっちが上? アジア人の歴代移籍金ランキング11〜20位。クラブに高く評価されたのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:冨安健洋(日本代表)

冨安健洋
【写真:Getty Images】

 
生年月日:1998年11月5日
移籍先:ボローニャ(イタリア)→アーセナル(イングランド)
移籍金:1860万ユーロ(約29.7億円)
23/24リーグ戦成績:22試合2得点1アシスト


 イングランドで4シーズン目を迎えようとしている冨安が、アーセナルに加入した際に発生した移籍金(1860万ユーロ/約29.7億円)が13位にランクインした。

 プロキャリアをスタートさせた日本のアビスパ福岡で約2年、ベルギーのシント=トロイデンで約1年半、イタリアのボローニャで約2年というように、着実にステップアップを果たしてきた冨安がプレミアリーグのアーセナルに移籍を果たしたのは2021年の夏のことである。

 セリエAのボローニャでセンターバックとサイドバックをこなすユーティリティ性を発揮した冨安は、アーセナルでは主にサイドバックを担当することが多くなっている。加入当初は右サイドバックで、2年目以降は左サイドバックを主戦場とし、出場した試合では安定したパフォーマンスを見せている。上位陣との負けられない一戦での先発起用や、リードしている展開でクローザーの役割として投入される起用法には、ミケル・アルテタ監督からの信頼が伺える。

 それでも不安要素はある。繰り返される怪我による離脱は、リーグ戦で毎年20試合ほどの出場に留まっている最大の要因であり、さらに今季は新加入のリッカルド・カラフィオーリに加えて、右膝前十字靭帯損傷の大怪我で咋シーズンを棒に振ったユリエン・ティンバーも復帰するディフェンス陣は欧州屈指の選手層を誇っているため、スタメン争いが激化することは間違い無いだろう。

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