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【写真：Getty Images】

バロンドールにもっとも近いのは？

　現地時間14日、ワルシャワで行なわれたUEFAスーパーカップ（欧州スーパーカップ）で、昨季UEFAチャンピオンズリーグ王者のレアル・マドリードとUEFAヨーロッパリーグの覇者アタランタが激突。試合はマドリーが2-0で勝利した。スペインメディア『as』がこの結果を受けて、バロンドールの最有力候補について報じている。

　『as』が、今年のバロンドール受賞にもっとも近いと予想していたのはマドリー所属のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールだ。スーパーカップ獲得をかけたこの試合でも、59分にアタランタDFベラト・ジムシティを見事なフェイントで抜き去り、フェデリコ・バルベルデのゴールをお膳立てしたのも同選手だった。

　同メディアは、「ワルシャワでは、より創造的なヴィニシウスを披露した。彼はほぼMFとして中盤でプレーすることもある」と述べた上で、「（アタランタに対して）マドリーは攻める手段が見つからなかった時、7番がサポートに来た。そうやって彼は豪華なパスを作り出す」と、変幻自在なプレーを見せた同選手の活躍ぶりを称賛。

　また、カルロ・アンチェロッティ監督の「彼は世界で最もバランスを崩す選手だ」というヴィニシウスに関するコメントを引用し、「彼はそれを再び実証し、2-0の勝利を実現した新しい4人組のパートナーシップを興奮させた。ロドリゴがボールを奪い、ヴィニシウスがクロス、ベリンガムがアシスト、エムバペがゴールを決める」と、破壊力抜群のマドリーの前線4人の中で同選手が大きな役割を果たしていると伝えている。

　そして、「24歳にしてマドリーではすでに13のタイトルを獲得している。マドリーの三冠（スペインスーパーカップ、リーグ、チャンピオンズリーグ）のトップスコアラーであり、今季もトロフィーを獲得してスタートした」と、マドリーが成し遂げた偉業にもっとも貢献した選手の1人であることを理由に、同選手がバロンドール獲得にもっとも近い存在であると強調していた。