バルセロナ最新ニュース

【写真：Getty Images】

ラポルタ会長は不都合な質問に答えず

　バルセロナの下部組織出身で、スペイン代表のセルジ・ロベルトの退団セレモニーが現地時間13日に行われた。このセレモニーにはジョアン・ラポルタ会長も出席しており、現地メディアの記者による不都合な質問については答えなかったようだ。スペインメディア『as』が報じている。

　06年にバルセロナの下部組織に入団したセルジ・ロベルトは、昨夏に満了を迎えた契約が更新されることなく、12日に退団が公式発表されていた。13日には同選手の退団セレモニーが行われ、会見にはクラブ会長のラポルタ氏も出席している。

　同メディアは、「ラポルタは不快な質問を避ける」と題して、「クラブが抱える現在の問題点についてはコメントを避けた。モナコとの試合に0-3で敗れた後、年俸制限を満たせず、ニコ・ウィリアムズとの契約も失敗したが、クラブ会長は最後のキャプテンの別れの際に質問を受け付けなかった」と、不都合な質問に関しては言及することを避けていたと伝えていた。

　また、「バルセロナは緊張しており、（シーズン開幕までの間の）非常に短期間の間にやるべきことがたくさんある。クラブは警戒か混乱からか、手がかりを与えたくない」と指摘した上で、「ラポルタが非常に寛大な言葉を発したのは、セルジ・ロベルトについて語らなければならなかったときだった」と、退団する下部組織出身の同選手に関する時のみ口を開いたことを強調していた。