19歳が新シーズンへ意気込む「自分の価値を…」

　両選手とも、今では完全に回復に近づいている。ヒンシェルウッドが東京でピッチに立てなかったことは残念だったが、8月3日のQPR（クイーンズ・パーク・レンジャーズ）との親善試合でようやく復帰を果たした。そして、ファビアン・ヒュルツェラーという新しい監督の下で自身を印象付ける必要がある。

「個人的には、新しい監督が来るということは、良い第一印象を与えるまたとないチャンスだと考えている」とブライトンの23/24シーズン最優秀若手選手は話す。

「監督の下でプレーするのが待ちきれませんし、ここでの将来が楽しみです。短期的にはもっと出場時間を伸ばしたいし、最終的にはチームに戻りたいと思っています。まずはそれを一番に考えています」

「昨年（22/23シーズン）はチームで本当にいい成績を残せたと思いますし、それをまた達成できるよう努力している。監督とチームメイトに自分の価値をもう一度見せ、自分の実力を示したい」

　ブライトンは一昨シーズンに6位でUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得したが、昨シーズンは11位と順位を落としている。ヒンシェルウッドは新シーズンで巻き返そうと決意している。

「昨シーズンは大変だった。試合数が多く、クラブにとって初めてのヨーロッパリーグだったし、多くの負傷者が出たのも残念だった。最終的に失敗に終わったことに少しがっかりもしている」