MF:原口元気(はらぐち・げんき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年5月9日
前所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト
苦悩のシーズンを経験した原口元気の新天地が決まるのは、いつになるのだろうか。
2014年からドイツで長いキャリアを築いてきた原口にとって、2023/24シーズンは悔しさばかりが残ったはずだ。リーグ戦で出場したのは2試合のみ。わずか25分しかピッチに立つことを許されず、得点もアシストもつかなかった。
昨季は戦力外に近い状態でままシーズンが終わり、シュトゥットガルトとの契約が満了に。1か月以上が経った現在も、新たなクラブと契約したという吉報は届いていない。ただ、フリーになったことで移籍金がかからないのは新天地を決めるうえでメリットとなる。古巣の浦和レッズを含め、Jリーグに復帰する可能性もあるだろう。さらに、今年5月にはドイツ誌『kicker』が原口のデュッセルドルフ復帰の可能性を示唆。2017/18シーズンにブンデスリーガ(ドイツ1部)昇格を経験した古巣で再起をはかるのも悪くない選択肢だ。
今年5月9日に33歳となった原口だが、まだまだ老け込むような年齢ではない。競争の中に身を置いて、自らの力で先発の座を勝ち取るだけの力は残されているはずだ。2024年後半、屈辱のシーズンを乗り越えた原口の逆襲が始まる。