サッカー日本代表　最新ニュース

【写真：Getty Images】

冨安の怪我はどれほどの影響を及ぼすか？

　カナダ、米国、メキシコで共催される2026年のワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選の結果、中国は日本と同じC組に入った。中国メディア『捜狐』は現地時間13日に、アーセナルに所属するDF冨安健洋が負傷したことについて言及していた。

　膝の負傷で今夏に行われたアメリカでのプレシーズンツアーに帯同しなかった冨安。その間にアーセナルはアメリカで合計5試合を戦っており、残念ながら今季の開幕に出遅れてしまっている状況だ。

　チームを率いるミケル・アルテタ監督は冨安の負傷について、「残念ながら復帰には数週間かかるだろう」と前置きし、「冨安がやってきたことを考えれば、（再び負傷してしまったことは）かわいそうだ。しかし、復帰まで数週間はかかるので、彼は我慢して、それを乗り越えなければならない」と、言及していた。仮に回復が長引いた場合、9月5日に控えているW杯アジア最終予選の中国戦には間に合わない可能性もある。

　同メディアは、「W杯最終予選前に日本の男子サッカーチームは致命的な打撃を受けた。中国代表はその恩恵を受ける」と題して、「冨安は堅実な守備、優れたインターセプト能力、そして目覚ましい攻撃貢献で日本代表チームの守備の中心となっている。彼の不在が日本代表の守備の安定にとって大きな課題であることは間違いない」と、同選手不在による影響の大きさについて強調していた。

　また、「9月の予選に間に合うかどうか疑問が生じている。日本チームにとって、冨安の不在は間違いなくチーム全体の戦力、特に守備面での戦力を低下させている」と言葉を続け、「中国にとって、これは間違いなく貴重な機会であり、相手の不完全な布陣と士気の低下を利用して貴重な勝ち点を獲得するチャンスである」と、冨安が欠場した場合、自国の代表チームがより勝利に近づく可能性を指摘している。