2位:ミケル・メリーノ(スペイン代表)
生年月日:1996年6月22日
23/24リーグ戦成績:32試合5ゴール3アシスト
推定年俸:320万ユーロ(約5.1億円)
レアル・ソシエダでその評価を大きく高めた実力者が2位にランクインした。
MFミケル・メリーノは、2014年にオサスナでトップチームデビューを果たすとすぐさま主力に定着し、2016年夏にドルトムントへのステップアップを勝ち取った。だがドイツでは満足のいく出場機会を得ることはできず、ニューカッスルへの移籍を決断。しかしここでも徐々にベンチを温めることが多くなり、在籍1年でソシエダへ移籍してスペイン復帰となった。
ドイツ、イングランドと思うような活躍ができなかったメリーノであったが、ソシエダでは一転チームの主力として活躍している。主に左インサイドハーフとして起用され、卓越した足元の技術とパスセンスで何度も好機を演出してきた。
他の攻撃的な中盤の選手と明確に異なるのが、そのサイズだ。身長189cmと恵まれた体格を有しており、高さを生かしたプレーはメリーノだけの武器だと言える。スペイン代表の一員として臨んだEURO2024(ユーロ2024)の準々決勝(ドイツ代表戦)では、1-1で迎えた延長後半にストライカーのようなヘディング弾を披露。このゴールで準決勝進出を決定づけ、スペイン代表の優勝に大きく貢献した。
そんなメリーノは、今夏の移籍市場でアーセナルへステップアップすることが有力視されている。中盤のスペシャリストである彼がアーセナルに加入した場合、ミケル・アルテタ監督はカイ・ハフェルツをCFに専念させること、デクラン・ライスをアンカーとして固定することが可能になる。悲願のプレミアリーグ優勝へ向けて、メリーノがそのラストピースになるのだろうか…。