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バルセロナの歴史を紡いだMFに欧州5ヵ国からの熱視線…日本人所属クラブも候補、移籍先を決める基準は“古巣への愛”?

text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナ時代のMFセルジ・ロベルト

【写真:Getty Images】

モナコがS・ロベルトに興味?

 バルセロナからの退団を発表したMFセルジ・ロベルトに、欧州各国の多くのクラブが興味を示していることがわかった。32歳のベテランMFの獲得レースに、新たに参戦したのは、モナコとフランクフルトだ。スペインメディア『MARCA』が現地時間12日に報じている。




 バルセロナの下部組織出身のS・ロベルトは、10/11シーズンに当時の監督だったペップ・グアルディオラの下でトップチームデビューを飾ると、それ以降の14シーズンで公式戦の373試合に出場。グアルディオラ、ティト・ビラノバ、ヘラルド・マルティーノ、ルイス・エンリケ、エルネスト・バルベルデ、キケ・セティエン、ロナルド・クーマン、シャビ・エルナンデスという、2010年代以後のバルセロナの歴史を紡いだ8人の監督の下でプレーし、2度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝と7度の国内リーグ制覇に貢献した。

 特筆すべきはそのポリバレント性で、本職のインサイドハーフだけでなく、右サイドバックでも高水準のプレーを見せる。円熟期を迎えた現在はキャプテンシーも魅力で、若手選手が多いチームを結束させる力も有する。そんなバルサの生え抜きには、同じスペインのセビージャ、イタリアのフィオレンティーナ、オランダのアヤックスからの関心が伝えられており、新天地が注目されている。

 さらには、上記の3クラブだけでなく、南野拓実が所属するフランスのモナコと長谷部誠が昨季までプレーしたドイツのフランクフルトという、日本人にもお馴染みのクラブが契約の可能性を探っているようで、欧州の5か国のクラブが、新たな移籍先に挙がっている。同メディアは、「S・ロベルトが考えているのは、古巣であるバルセロナと対戦しなければならないかどうかだ」と、次のクラブを決断する基準を伝えており、古巣との対決を避けるための決断を下すのではないかとの見方が強まっている。

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【了】

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