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Jリーグ 1か月前

「真似する」川崎フロンターレ、高井幸大はスペインに大きな刺激を受けた。「『上手だな』と思いながら…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「試合中も『上手だな』と思いながら…」

「ビルドアップのミスの後とか、けっこう相手にピンチを作られたなかで、キーパーの(チョン・)ソンリョンさんがけっこう止めてくれました。もっともっとピンチを減らさないといけないと思っています」


 パリ五輪で戦った4試合のうち、U-23イスラエル代表とのグループステージ最終戦を除いて、高井は3試合で先発フル出場を果たしている。U-23日本代表は準々決勝で、最終的には金メダルを獲得したU-23スペイン代表に0−3で屈した。それでも、高井がパリ五輪に刻んだ爪痕は鮮烈だった。

 たとえば、スペイン戦をリアルタイムで観戦していたとみられる元日本代表のMF本田圭佑は、試合中に頻繁に更新していた自身のX(旧ツイッター)へ、こんなコメントをポストしていた。

<15番何て選手? 今のヤバない? うますぎ。>

 本田が称賛した「15番」を背負っていた選手こそが高井だった。もっとも、当の本人は「いや、相手のフォワードの選手が微妙だったので、あれくらいはやれるかな」とスペイン戦を振り返りながら、強く印象に残った相手選手としてエリック・ガルシア、パウ・クバルシの両センターバックをあげた。

「相手のセンターバックの選手がすごく上手だった。試合中も『上手だな』と思いながら見ていましたし、対戦したなかで盗めるところは盗めれば、それに越したことはないと思っています」

 特に17歳と自身よりも年下であるクバルシのプレーには、大きな刺激を受けたという。

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