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パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技でU-23日本代表はベスト8という結果で幕を下ろした。最後まで勇敢に戦い抜いた彼らは、ここから所属クラブでA代表(フル代表)入りを目指して研鑽を重ねていくことになる。今回は、A代表でも十分に活躍できるであろうパリ戦士を紹介する。※スタッツは8月7日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照。海外組を含めたフル代表に招集歴のある選手は対象外とする。
DF:関根大輝
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月11日
所属クラブ:柏レイソル
関根大輝の飛躍が止まらない。
拓殖大学出身の関根は、今季がプロ1年目。当初は2025シーズンから柏レイソルでプレーする予定だったが、昨年9月のアジア大会で高い評価を得て、1年前倒しでのプロ入りとなった。すでに柏では右サイドバック(SB)で定位置を確保しており、今季はここまでのリーグ戦19試合に先発出場。将来的には、柏の先輩であり、日本代表の右サイドを長年守ってきた酒井宏樹のような選手へと成長を遂げるかもしれない。
Jリーグでの勢いそのままに、関根はパリ五輪でも素晴らしいプレーを見せた。今大会ではグループリーグ第3戦のU-23イスラエル代表戦を除く、3試合にフル出場。非保持の局面では、身長187㎝という恵まれたフィジカルを駆使してサイドを封鎖し、日本のグループリーグ無失点突破に大きく貢献した。
また、保持の局面ではタイミングの良い駆け上がりで自身の前でプレーするMF山本理仁、WG平河悠や山田楓喜らをサポートするなど、連戦による疲労もあった中、最後まで集中を切らさず攻守に奔走した。
プロ1年目で既にこのレベルにまで達していることを考えると、関根の成長曲線は限りなく直線に近い右肩上がりだったのかもしれない。A代表に招集される未来もそう遠くはないだろう。現在A代表の右SBのポジションは菅原由勢と毎熊晟矢が熾烈な争いを繰り広げているが、彼らはどちらも高さを強みとするタイプではないため、関根の体格は大きな武器になっていくはずだ。
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