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J1とJ2クラブが狙う!? J3で輝く若き逸材10人。恐怖と希望の移籍市場、夏の“個人昇格”はあるのか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:村越凱光(むらこし・かいが)

村越凱光
【写真:Getty Images】

所属クラブ:松本山雅FC
生年月日:2001年10月7日(22歳)
2024リーグ戦成績:21試合4得点1アシスト



 村越凱光は福岡県の飯塚高校から当時J2だった松本山雅FCへ2020年に加入。2020年12月6日のアルビレックス新潟戦でJリーグデビューを果たすも、その後はなかなか出場機会に恵まれず、2022年6月に日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森へ育成型期限付き移籍となった。

 2022シーズンのJFLでは16試合に出場し、3得点を記録。翌年から松本へ復帰を果たすと、2023シーズンから出場機会が増えることになる。同シーズン開幕戦の奈良クラブ戦で途中出場を果たした村越は、1点リードの84分に左足で巧みなシュートを決めて、Jリーグ初ゴールを記録した。

 J初ゴールから徐々に出場機会が増えたが、退場による出場停止と怪我が重なり、一時チームから離れることに。それでも、復帰後もスタメンに名を連ね、2023シーズンは主力に定着。31試合に出場して6得点1アシストを記録した。今季はここまでリーグ戦21試合に出場し、4ゴール1アシストを記録している。ここ2試合は途中出場が続いているが、ここからの復調に期待したい。

 村越は全国大会の出場歴やトレセンなどの選抜チームに選ばれた経歴もなく、当時無名の飯塚高校から松本に加入。徐々に実力をつけて、今Jリーグの舞台に立っている。村越の特徴はアグレッシブな仕掛けと推進力で、対人の強さもあり、鋭いドリブルからチャンスを演出する。ウイングで起用されることが多い村越はサイドから積極的に仕掛け、自らゴールを奪うことができる選手だ。無名からJFL、J3を経験した22歳はこれからどんな成長を見せるのだろうか。

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