パリ五輪 男子サッカー競技　最新ニュース

モロッコの快進撃、まだ終わっていなかった？

　U-23モロッコ代表は現地時間8日、パリ五輪（パリオリンピック）3位決定戦で同じくアフリカ勢のU-23エジプト代表と対戦し6-0の勝利をおさめ、歴史的なモロッコ初の銅メダルを獲得した。U-23モロッコ代表DFアクラフ・ハキミが、モロッコサッカーの進歩を感じていると、カタールの英語版『ニューアラブ』が報じている。

　U-23モロッコ代表を率いるタリク・セクティオウイ監督は、ソフィアン・ラヒミやアブデ・エザルズーリ、イリアス・アコマックなどを先発起用。23分にエザルズーリが先制点を決めると、26分にはコーナーキックからラヒミが頭で追加点を決めた。51分にエザルズーリのアシストからビラル・エル・カンヌスがゴールを決めると、64分には再びラヒミが得点し4点差になる。さらに、73分にはアクラム・ナカッチがチーム5点目を決め、最後は87分にハキミがフリーキックから直接ゴールを決めた。U-23モロッコ代表が6-0の勝利をおさめ、3位で終えている。

　モロッコは2022年に行われたカタールワールドカップで大躍進を遂げたチームだ。ラウンド16でスペイン代表をPK戦の末に破り、準々決勝ではクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表を1-0で下している。準決勝でアルゼンチン代表に敗れ、3位決定戦もクロアチア代表に競り負けて4位に終わったが、モロッコの躍進が光る大会となっていた。今回のパリ五輪でオーバーエイジ枠の一人として参加したハキミは「これはモロッコサッカーが良い方向に進んでおり、順調に進歩していることを示している。ワールドカップの後に成功しなければならなかった。僕たちは自国だけでなく、アフリカサッカー界に多くの扉を開いたと思う。今日はアフリカの2つの国が3位と4位を争っていた。誰もが僕たちの実力を見ただろう」と語っている。