海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

松木に対する指揮官のコメント

　FC東京からサウサンプトンに移籍した後、トルコのギョズテペにレンタル移籍が決まったサッカーU-23日本代表の松木玖生。地元メディア『Daily Echo』は現地時間7日に、サウサンプトンのラッセル・マーティン監督が松木に関する評価について語ったコメントを報じている。

　FC東京からプレミアリーグのサウサンプトンに移籍が決まった松木。しかし、英国の労働許可証の関係もあり、今季はトルコリーグのギョズテペにレンタル移籍が決まっている。ギョズテペは今季トルコ1部リーグに昇格したが、実はサウサンプトンを保有するスポーツ投資会社「Sport Republic」が大株主となっているクラブだ。そのため、サウサンプトンとギョズテペは姉妹クラブとも言える関係であり、松木だけではなくクラブも安心してレンタル移籍に出すことができる。

　サウサンプトンを率いるマーティン監督は、「ギョズテペで彼がどうなるか見てみよう。数週間前に映像を受け取ったとき、彼と話をした」と前置きし、「オーナーグループは、サウサンプトンに戻ってプレーすることを目指して、グループ内で育成できる選手を何人か確保することに非常に熱心だ。彼は本当に才能のある選手だが、トルコに行って異なる文化や環境に適応する必要がある」とのコメントを残していた。

　また、「スタニミル・ストイロフ（ギョズテペ監督）は本当に素晴らしい人だ。イヴァン・マンスSDもそうだ。私たちはみんな密接に協力している」と、サウサンプトンとギョズテペの関係性に言及。

　そして、「私はストイロフが本当に好きですし、彼は若い選手を育成する上で良い実績を持っている。チームは昨年昇格したが、松木にとっても良い環境だ。彼にとって大きな利益になると思うし、その後は彼がどうするかを待つしかない」と、松木にとってトルコへのレンタル移籍は良い影響をもたらすだろうと語っていた。