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ユベントスがバルセロナにキエーザを売り込み？

　ユベントスが、構想外としたイタリア代表FWフェデリコ・キエーザをバルセロナに売り込みをかけたようだ。スペインメディア『SPORT』が、6日に報じている。キエーザの契約は、2025年6月30日までとなっており、今後の去就に関心が集まっている。

　26歳のキエーザは、23/24シーズンは公式戦37試合に出場し、10ゴールと3アシストをマークした。しかし、ティアゴ・モッタ新監督の構想から外れ、来夏に契約満了を迎えるため、今夏の移籍市場でユベントスは売却する構えだ。そのため、突破力を武器とするイタリア代表ウィンガーに、ASローマやSSCナポリ、インテル、トッテナム・ホットスパー、チェルシーなどが獲得に興味を示していると伝えられてきた。また、今回の報道によれば、昨夏にもキエーザをリストアップしていたバルセロナが再び関心を示しているという。
　
　同メディアは、「バルセロナは、ニコ・ウィリアムズ（アスレティック・ビルバオ）の獲得を最優先事項として全力を注いでいるものの、交渉の行方はまだ不透明な状況だ」と伝えたうえで、「仮に移籍が実現しなかった場合は、代わりの左ウィングの獲得を検討する可能性がある。キエーザも選択肢の一つかもしれないが、バルセロナはより1対1が得意な選手を求めている」と、キエーザの獲得はあくまでもN・ウィリアムズの代替案であることを強調している。

　
　さらに記事では、「キエーザの代理人は、数か月前にバルセロナと話をした。マルコス・アロンソの代理人でもあるため、良好な関係が築かれており、キエーザはバルサに加入する意欲が高いようだが、すでにいくつかのオファーが届いている」とも明かしている。『SPORT』は、年俸とユベントスが設定する価格がネックだとしているが、移籍金は2000万ユーロ（約32億円）よりも高くなることはないとみている。N・ウィリアムズよりもかなり安価な金額ではあるが、バルセロナは今後、どのような判断を下すのだろうか。