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今回もあるか? 五輪後に欧州に旅立った日本人選手6人。欧州で成功を収めた新旧日本代表の主力たちも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:浅野拓磨(あさの・たくま)

シュツットガルトFW浅野拓磨
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年11月10日
移籍先:サンフレッチェ広島→アーセナル(イングランド)
移籍日:2016年7月18日(リオ五輪前)


 現在所属する冨安健洋をはじめ、アーセナルには4人の日本人選手が在籍した経験がある。その1人である浅野拓磨は、リオデジャネイロ五輪が開催された2016年夏にアーセン・ヴェンゲルが率いる名門に引き抜かれた。

 現日本代表監督の森保一の下でサンフレッチェ広島のトップチームに昇格した浅野は、自慢のスピードを武器にジョーカーとして躍動した。試合途中からピッチに立ち、何度も自らのゴールで試合を決定づけた。J1の1stステージと2ndステージを合わせて8ゴール(すべて途中出場)決めた2015シーズンには、Jリーグのベストヤングプレイヤー賞を受賞している。

 こうした活躍からU-23日本代表の主力へと定着。7月1日に発表されたリオ五輪に向けたメンバーに名を連ねると、本大会開幕前の7月18日にアーセナルへの移籍が発表された。

 リオ五輪で2ゴールを決めた浅野だったが、イギリスの労働許可証(VISA)が取得できない関係でアーセナルではプレーすることができず、2015/16シーズンは当時ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトへ期限付き移籍をしている。2年間をシュトゥットガルトで過ごした後の2018/19シーズンは、ハノーファー96に期限付き移籍をしており、計3シーズンをアーセナルからのローンプレイヤーとしてドイツで過ごしたが、選手層の厚い保有元のチームに復帰することなく、2019年夏にセルビア1部のパルチザン・ベオグラードへ完全移籍した。

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