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女子ワールドカップ開催地立候補へ
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が5日、国際サッカー協会(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長とフランス・パリにあるFIFAオフィスで会談を行ったようだ。会談後にその時の様子を宮本会長が『FIFA.com』に語っている。2031年に行われるFIFA女子ワールドカップの招致について話し合ったようだ。
宮本会長はインファンティーノ会長に「日本サッカーについて、いま抱えている問題点、そしてどこを改善すべきかを聞かれました。私からは登録選手数についてお話しました。増やさなければいけないですし、それをいつ、どのように増やすかについて話をしました」と現在のサッカー界の問題について言及した。
続けて、宮本会長は「選手数を増やすためにも、2031年のFIFA女子W杯を開催したいと伝えました。 もちろん競合国がいますが、実現するようサポートしたいとおっしゃっていました。 それが本日の主なトピックでした」とその内容について明かしている。
女子W杯はこれまで9回行われており、まだ日本での開催はない。日本は2019年大会の立候補を検討していたが、同年のラグビーワールドカップや翌年に東京五輪(コロナの影響で2021年に延期)が予定されていたこともあり、方針を転換した。そして、2023年大会の開催地に立候補していたが、最終的には立候補を取り下げている。
2027年大会はブラジルで行われる予定。その次のW杯の開催地として日本が立候補する意思があるようだ。また宮本会長は『FIFA Forwardプログラム』についても言及。これはFIFA加盟全サッカー協会および全6地域連盟対象のステップアップ財政支援プログラムである。宮本会長は以下のようにコメントしている。
「FIFA Forwardプログラムは、もちろん私たちをサポートしてくれています。現在、欧州の各クラブでプレーしている選手はたくさんいます。我々の予算は限られていますが、FIFA Forwardのおかげでその費用が賄われています。より質の高い選手が生まれることにつながり、W杯で強豪チームと対戦し、良い結果を得ることができるかもしれません。時間はかかるかもしれませんが、FIFA Forwardのおかげで、素晴らしい未来を手にすることができるかもしれません」
なでしこジャパンは前回の2023年大会はベスト8に終わっているが、母国開催となれば、2011年大会以来のW杯制覇へ向けて大きな後押しとなるだろう。果たして、初の日本開催は実現するだろうか。
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