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セルジ・ロベルトにイタリアの2クラブが獲得に興味？

　バルセロナとの契約を6月30日で満了となったスペイン人DFセルジ・ロベルトに今夏の移籍市場で積極的な動きを見せているセリエAのASローマとコモが獲得に興味を示しているようだ。スペインメディア『FICHAJES.NET』が、現地時間5日に報じている。S・ロベルトの今後の去就は、不透明な状況となっている。

　バルサ下部組織出身のS・ロベルトは、23/24シーズンは、けがに苦しみ、公式戦24試合に出場し、3ゴールと3アシストという結果に留まった。現在はフリーになっているが、シャビ・エルナンデス前監督の政権下では、新契約締結が濃厚とみられていた。しかし、シャビ前監督が解任されたことで状況が一変。ハンジ・フリック新監督は、すでにS・ロベルトについて、「現時点では、彼はバルサの選手ではない」と言及している。

　同メディアは、先行きが見えない状況のなか「ローマとコモは、バルセロナとの契約を終了し、現在は自由契約となっているS・ロベルトの獲得に興味を示している」と報じた。また、この2クラブ以外にも複数のクラブが獲得に乗り出す可能性があるとも伝えている。これまでの報道によれば、アヤックスやアストン・ビラ、ウェストハム・ユナイテッドの名前も挙がっている。

　ただ、契約期間が満了となったあとも、生え抜きでバルセロナ一筋の選手であるS・ロベルトに対して、クラブは一切声明を出していない。そのため、バルセロナが財政問題を解決できれば、新契約を締結する可能性があるとの憶測も広がっているようだ。果たして、セルヒオ・ブスケツの後を引き継ぎ、23/24シーズンのクラブの主将を務めたチームの功労者は、新シーズンはどこでプレーするのだろうか。