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五輪では圧巻も…。A代表で影が薄かった日本人選手10人。誰もが順調なわけではない…。輝けなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:三好康児(みよし・こうじ)

東京五輪U-24日本代表の三好康児
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年3月26日
五輪での成績:5試合1得点0アシスト(東京五輪)
A代表通算成績:5試合2得点0アシスト

 川崎フロンターレの下部組織で育った三好康児は、2015年に18歳でJ1リーグデビューを飾った。U-15から各世代別の日本代表を経験しているエリートで、2021年の東京五輪でも中心選手だった。

 東京五輪初戦のU-24南アフリカ代表戦で先発して勝利に貢献した三好は、第2戦のU-24メキシコ代表戦を欠場したあと、第3戦のU-24フランス代表戦ではペナルティーアークから左足でシュートを決めて、4−0の大勝に一役買った。その後もグループリーグのU-24メキシコ代表戦を除いて3位決定戦まで全ての試合に出場した。

 各世代別代表で主力だった三好だが、A代表では輝けていない。22歳だった2019年にA代表デビューを済ませてコパ・アメリカ2019で活躍したものの、その後は定着できなかった。その原因の一つとして挙げられるのは、ベルギーのロイヤル・アントワープFCでプレーしていた2022/23シーズンの左ひざ前十字じん帯の負傷である。2023/24シーズンはイングランド2部のバーミンガム・シティFCでリーグ戦6得点6アシストと、シーズンを通して存在感を示したが、2021年以来のA代表招集には至っていない。

 東京五輪初戦では、三好の主戦場である4-2-3-1の2列目で先発したのが久保建英と堂安律で、2人はすでにA代表で不動の地位を築いている。三好はその中でも独特のテクニックとセンスで存在感を発揮していただけに、これからA代表で輝くチャンスがあることに期待したい。

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【了】

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