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「ほぼ抑えこんだ」なでしこジャパンに対する勝利は紙一重と米メディアは指摘「魔法のような瞬間で崩壊しただけ」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

勝利は紙一重だったと指摘した米メディア

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・女子サッカー競技準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦。試合は延長戦の末、なでしこジャパンが0-1で敗れた。アメリカメディア『ESPN』は、日本に対する勝利は紙一重だったと指摘している。



 なでしこジャパンは全勝でグループを突破したアメリカ合衆国女子代表との、ベスト4進出をかけた大一番に臨んだ。優勝候補相手にボールを握られる時間が長く続くも粘り強い戦いを見せ、試合は延長戦に。しかし、105+2分にトリニティ・ロッドマンにゴールを奪われてしまう。その後反撃に出るもあと一歩及ばず、0-1で無念の準々決勝敗退となった。

 記事では、「日本は圧倒的な劣勢にもかかわらず全力を尽くし、アメリカ戦のほとんどの時間で大番狂わせを起こす可能性があるように見えた」となでしこジャパンの奮闘を伝えた上で、次のように試合を総括している。

「試合は延長戦に突入し、なでしこはPK戦に持ち込むために粘り強く戦ったかに見えた。これは、11年のW杯でなでしこがアメリカに勝利した最も有名な方法と同じだった。非常に緊迫した試合であり、勝敗を決めるのは、一瞬のひらめきか、あるいは大きなミスのどちらかが必要になるかのように見えた。延長戦の最初のピリオドが終わろうとしていたとき、ロッドマンが右サイドにスペースを見つけ、見事なシュートをゴール上隅に送り込んだ。これが1-0の僅差の勝利の決定的な瞬間となっている」

 同メディアは、「日本は魔法のような瞬間で崩壊しただけだった」と指摘し、「アメリカが過去3試合で見せた、自由奔放で開放的なサッカーの兆候は見られなかった。その理由の一部は、チームの実力が少し劣っていたことに起因するかもしれないが、対戦相手に時間やスペースを与えないシステムを貫いた日本チームの姿勢も称賛に値する」と、この試合における日本のパフォーマンスを讃えていた。

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【了】

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