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南萌華が語った熊谷紗希への思いとは?
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦した。試合は延長の末、0-1でなでしこジャパンが敗れた。試合後、3バックの左で先発したDF南萌華がインタビューに応じた。
南は、WBの裏のスペースのカバーや前に出て潰すシーンなども見られ、終始安定したプレーを披露した。25歳の南は、試合後に「ヤマ(GK山下杏也加)さんに助けられた部分があって」と自身のパスミスから招いたピンチを振り返りながら、「DFラインのところでもいろんな選手が身体を張ってゴールを守っていた中で、あと1歩のところが届かなかったのがチームとして悔しいですし、またここを超えれなかったのは、まだ足りなかったのかなと思います」と2大会連続ベスト8という結果に、悔しさを滲ませた。
共に最終ラインを形成した33歳のDF熊谷紗希と一緒にプレーしたことについて、「ほんと紗希さんを優勝させてあげたいという話がおおきかったので、それを達成できなかった」と話し、「まだまだ、自分の力が足りなかったので、私はまだ若いというか、先があるので、先に向かっていかないといけないですけど、今大会に関しては、本当に紗希さんにメダルを獲らせてあげられなかったのが悔しい」と絶対的なキャプテンへの心情を明かした。
南は今大会を振り返り、「最後のところでやられてしまうのは自分の弱さだと思うので、もっとチームから信頼されて、チームを託されるような大きな存在になってまた帰ってきたい」と更なる選手としてのレベルアップを誓った。
(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
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