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「報われなかったのが残念」なでしこジャパンの指揮官が明かした敗戦後の思い「我々の旅は終わってしまったが…」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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なでしこジャパンの池田太監督
【写真:Getty Images】

敗戦後に明かした池田監督の思い

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・女子サッカー競技準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦。試合は延長戦の末、なでしこジャパンが0-1で敗れた。試合後、池田太監督がインタビューに応じている。



 なでしこジャパンは全勝でグループを突破したアメリカ合衆国女子代表との、ベスト4進出をかけた大一番に臨んだ。優勝候補相手にボールを握られる時間が長く続くも粘り強い戦いを見せ、試合は延長戦に。しかし、105+2分にトリニティ・ロッドマンにゴールを奪われてしまう。その後反撃に出るもあと一歩及ばず、0-1で無念の準々決勝敗退となった。

 池田監督は、「勝敗があるものなので。いい戦いという表現がいいのか分からないが、選手たちの戦い、ハードワーク、それが報われる結果とならなかったことが残念。最後までファイティングポーズを取って戦ってくれたことは本当にうれしく思うし、素晴らしいチームだったと思っている」と、準々決勝で敗れたチームを讃えつつ、パリ五輪におけるこれまでの戦いを次のように振り返っていた。

「アメリカもグループステージを、ほぼ同じメンバーで戦っていた。後半落ちてくるのもチームで協議していたし、しっかりトータルで最後勝ちきればというイメージはあった。スコアに繋げられなかったというところはある。それと同時に一人一人のボールを奪う力、奪われない力というのもこれからさらに強くなっていくために必要になってくるなと思っている。その課題うんぬんよりも、まずはこのオリンピックに向けて一人ひとり成長してくれた。そして全員で戦い、全体で一体感を持って最後まで戦った。勝利に向けて戦えたところを整理したい」

 また、アメリカ代表との激戦に敗れた試合の直後に行った円陣では、「ここで我々の旅は終わってしまったけど、これからみんな人生、そしてなでしこジャパンは続いていく」と、指揮官が声をかけていたことを明かしている。

(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)

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【了】

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