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大岩剛監督の選手たちへの想い
パリ五輪(パリオリンピック)2024男子サッカー競技・準々決勝、U-23日本代表対U-23スペイン代表が現地時間2日に行われた。試合は0-3でU-23日本代表が敗戦となった。56年ぶりのメダルへは届かなかったが、チームを率いた大岩剛監督が選手たちへの想いなどを語っている。
日本は11分にフェルミン・ロペスのミドルシュートで先制を許してしまう。前半の終盤には細谷真大が相手DFを背負いながら、反転からゴールを奪うも、VARの介入により得点は認められなかった。この判定について試合後に大岩監督は「受け止めというのは難しいですね。映像を見て、足かな、オフサイドだったということで、切り替えて次に行こうという話はしました」と言及した。
その後、スペインゴールをこじ開けることができず、結局0-3で敗戦となった。試合後の円陣で何を伝えたかと聞かれた大岩監督は「終わりなんでもう感謝の気持ちをみんなに伝えて、サムライブルーに一人でも多く入れるっていうことが私自身の望みだし、彼たちもね。おそらくそこを目指してやると思うので。成長した姿が見れるようになってほしいなっていう風に思います」と明かした。
スコアだけを見れば、スペインに完敗した形だが、ゴールを奪うチャンスはいくつもあった。東京五輪の銀メダルのチームに善戦できたことは選手たちも自信がついたことだろう。大岩監督は「我々が多少は評価が低い中に入ってきて、勝つことによっていろんな注目があって、その中でそれに流されずに、ぶれずにやれたっていうのは自信にもなったし、賛否あると思うんですけれども、U-23の選手だけでやれたっていうのは、ものすごく価値があることだと思う」と選手たちへの想いを語っている。
下を向いてばかりもいられない。すでにA代表に招集された経歴もある細谷や藤田譲瑠チマも含めて、ここから多くの選手がA代表に入ることで底上げにも繋がる。「選手ってどうこう自信が、負けたっていう事実があるので、自信がどこまで付いてるのか分からないですけど、是非今後の彼らのサッカー人生の少しでも頭に残っているような今大会であり、チームであったら嬉しいなとは思います」と大岩監督が語るように、この大会を経て成長した姿を今後見せて欲しい。
(取材:加藤健一、文:編集部)
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