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「賛否あると思いますけど…」大岩剛監督が振り返るサッカーU-23日本代表の成長「苦しみながら…」【パリ五輪現地情報】

text by 編集部 photo by 日本雑誌協会代表撮影

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サッカーU-23日本代表を率いる大岩剛監督
【写真:日本雑誌協会代表撮影/中地拓也】

大岩剛監督が振り返るサッカーU-23日本代表の成長

 サッカーU-23日本代表は現地時間2日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でU-23スペイン代表と対戦し、0-3で敗れた。下馬評が低い中でアジア予選を突破し、本大会ではグループリーグ突破を果たした。そんなチームの軌跡と成長に、大岩監督は目を閉じながら言葉を紡いだ。




 パリ五輪アジア予選となるAFC U-23アジアカップでは、出場権獲得を危ぶむ声も大きかった。それでも、その大会を制してパリ五輪出場権を手にし、本大会ではグループリーグ全勝という結果を残した。

「多少、評価が低い中でやってきて、勝つことによっていろんな注目があって。それに流されず、ぶれずにやれたっていうのは自信にもなったし、賛否あると思いますけど、U-23の選手だけでやれたというのは、ものすごく価値のあることだと思う」

 U-23日本代表は2008年の北京大会以来、4大会ぶりにオーバーエイジを使わずに大会に臨んでいる。オーバーエイジを使わずにグループリーグ突破は初めてだった。それでも、目標に掲げていた金メダルには届かなかった。

「アジアカップで苦しみながら勝てたという自信は選手もスタッフもあったし、ワールドカップを含めて国際大会というのはいろんなものがある。選手、ピッチの中、外、サッカーもこれだけ発達して、これだけ戦術的にもハイレベルになってくれば、いろんな要素が必要になる」

 23歳以下の選手たちには、サムライブルー(A代表)を目指してほしいという。大岩剛監督は「成長した姿が見れるようになってほしい」と話した。

(取材・文:加藤健一【フランス】)

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【了】

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