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モーリタニア人のダハン・ベイダ主審
【U-23日本 0−3 U-23スペイン パリ五輪準々決勝】
サッカーU-23日本代表は現地時間2日、パリ五輪(パリオリンピック)2024準々決勝でU-23スペイン代表と対戦した。試合は0-3でU-23日本代表が敗れた。この試合では審判の判定にも苦しめられたが、ダハン・ベイダ主審とはどのような人物なのか。
モーリタニア人のベイダ主審は、1991年生まれのレフェリーだ。32歳と若いが、CAF(アフリカサッカー連盟)チャンピオンズリーグでこれまでに11試合主審を務めたほか、今年2月にはアフリカネーションズカップ決勝で主審を務めており、アフリカで高く評価されている様子だ。昨年はU-17ワールドカップでも主審を担当し、アフリカ大陸以外でも笛を吹いている。
ベイダ主審は高く評価されている一方で、キャリアの中では議論を呼んだ試合もある。今年4月5日に行われたCAFチャンピオンズリーグのサンダウンズ(南アフリカ)対ヤンガ(タンザニア)の試合では、特に大きな騒動を引き起こした。
この試合の58分に、ヤンガが放ったシュートがクロスバーを叩いて地面に弾んだ。ヤンガ側はゴールラインを割っていたと主張したものの、ベイダ主審はVARを使用せずにノーゴールと判定した。PK戦の末にこの試合を落として敗退が決まったヤンガは試合翌日、CAFに正式に抗議して徹底的に調査するよう要求したことが話題になった。
モーリタニアメディアの『The Citizen』によると、ヤンガの熱狂的なファンは、判定に対する不満を爆発させ、大会ボイコットを呼びかけ、説明を要求する事態となった。タンザニアの国会議員であるハムス・ムウィンジュマ氏も、ヤンガにCAFに正式に抗議をすることを勧めたという。
アフリカで実績を積んでいる若手レフェリーのベイダ主審だが、パリ五輪を終えたあとでどのような評価になっているだろうか。
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