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「手強いチームなのは間違いない」なでしこジャパンと対戦するアメリカ、現地の予想は?「興味深い点は…」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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なでしこジャパン
【写真:Getty Images】

アメリカ現地メディアがなでしことの展望を占う

 なでしこジャパンは現地時間7月31日、パリ五輪女子サッカーのグループステージ第3節でナイジェリア女子代表と対戦し、3-1で勝利した。この試合の結果、グループ2位通過となり、ベスト8でアメリカ女子代表と対戦する。現地メディア『ESPN』は現地時間1日に、次戦の展望を報じていた。

 アメリカ女子代表との対戦成績は、なでしこジャパンから見て1勝8分30敗。唯一の勝利は2012年3月に行われた親善試合に遡る。12年のロンドン五輪や15年W杯では、決勝で日本が敗れており、なでしこにとっては因縁の相手であることは間違いない。

 記事では、「アメリカ同様、日本も女子サッカーの世界的な台頭を実感している」と世界の各チームが成長している状況で苦しんでいることに触れた上で、「日本も依然として手強いチームであることは間違いない。この試合は、アメリカが守備でどれだけうまく形を保てるかにかかっていると予想している」と、次戦の展望について予想していた。

 さらに、「ブラジルに勝利した日本はさまざまな角度から攻撃しており、アメリカはゴール前で堅固な守備をしなければならないというプレッシャーにさらされる」と言葉を続けており、「アメリカの前線の3人は今大会で素晴らしい活躍を見せているが、この対戦では最終ラインの4人が注目される」と、自国の守備の時間が多くなるのではないかと強調している。

 同メディアは前回対戦した親善試合にも触れており、「興味深い点は、日本がトランジションの瞬間に落ち着いてプレーしていたことだ」と述べた上で、「これはこれまで日本にとって成功とは言えない点だった。アメリカはトランジションが大好きだが、日本はカウンター攻撃を新たな精度で実行できる技術力のあるチームだ。ブラジル戦で決まった決勝点を見ただろうか?」と、自国の長所が逆に日本にチャンスをもたらす可能性についても触れていた。

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【了】

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