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「6番の選手層が薄く…」遠藤航は売却できない?リバプールがオファー拒否した最大の理由「この役割に相応しい」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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リバプールの遠藤航
【写真:Getty Images】



遠藤航を売却している場合では無い?むしろ補強が必要か

 日本代表MF遠藤航が所属するリバプールは、8月に入っても補強ゼロの状態が続いている。他クラブが補強を進める中で、移籍市場で全く動きがないリバプールの動向に批判的な意見もある。しかし、英メディア『ザ・コップ・タイムズ』は、むしろアルネ・スロット監督の忍耐強さを好意的に捉えた。


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 リバプールは昨夏、エクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得を逃した後、シュトゥットガルトから移籍金1600万ポンドで遠藤を獲得している。加入当初は過小評価を受けていたが、リバプール前監督のユルゲン・クロップ氏の起用に応え、フラム戦でゴールを記録。その後はフル出場を果たす試合も増え、マンチェスター・シティ戦ではマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された。しかし、昨季終了後にクロップ氏が退任し、2024/25シーズンから新たにスロット氏がリバプールを率いることになった後、遠藤の移籍が噂されている。それでもマルセイユから届いた1180万ポンド(約22億4000万円)のオファーを拒否し、リバプールが遠藤の残留を望んでいるような動きを見せている。

 金額の問題もあるが、それ以上に遠藤の代わりになる選手が見つかっていないことが、オファーを拒否した最大の理由と言えそうだ。実際、監督やスポーツディレクターなどスタッフが一新された一方で、選手の補強は未だゼロとなっている。これに対する批判の声もあるが、同メディアは「スロットは、自分のエゴに負けることなく、受け継いだ選手を受け入れることで、謙虚さと現実性を示した。通常、新しい監督は複数の選手と契約し、自らの権威を示し、新しい顔ぶれとともにクラブにアイデンティティを刻み込む。スロットとヒューズは辛抱強く、7月を現在のチームを評価する月とした。この機会を利用して、セップ・ファン・デン・ベルフ、タイラー・モートン、ファビオ・カルヴァーリョといった若手選手を分析することができた。これらの選手たちは昨シーズンをレンタル移籍で過ごし、他クラブで経験を積み、才能を開花させた」と伝え、自分色に染めないスロットの考えを高く評価している。

 また、中盤については「リバプールは6番のミッドフィールドの選手層が薄く、そこが最も目立った弱点となっている。現在、この役割にふさわしいのは遠藤、モートン、ステファン・バイチェティッチの3人だ。他のミッドフィールダーも臨時の守備的ミッドフィールダーとしてこのポジションをこなす能力はあるが、常にリスクを伴う」とし、守備的ミッドフィールドのポジションだけは、補強して強化する必要があるとの見解を示した。

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【了】

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